リライト
2025年
監督:松居大悟
スランプに陥っているホラー小説家・鹿角南のもとに、中学時代の同級生・矢口朝子から1通の手紙が届く。そこには、ネットで心霊スポットと噂される廃墟へ肝試しに行ってから、説明のつかない異変が起き続けているという不穏な告白が記されていた。ネタを拾えればと考えた鹿角は矢口と再会し、若尾木綿子、小野寺淳、田崎正人ら当時の仲間たちと顔を合わせる。しかしその出会いを境に、鹿角の周囲にも得体の知れない影が忍び寄る。真相を探るうちに浮かび上がるのは、彼らが足を踏み入れた山『祝山』に潜む深い禁忌だった。知らぬ間に境界を越えてしまった彼らは、すでに”あちら側”へ引き込まれていたのだ。
加門七海の同名小説を原作にしたホラー映画。人が足を踏み入れてはならない場所にまつわる禁忌の記憶と、そこに触れた者たちの逃れがたい運命を描く。主人公はスランプ中のホラー小説家・鹿角南。旧友から届いた手紙をきっかけに不可解な異変へ向き合い、やがて禁忌の山『祝山』に潜む存在へ迫っていく。幽霊や怪物ではない”理解不能な恐怖”を軸に、静かに日常が歪み、理性が侵食されていく不穏さが引きになっている。