ロンドンのカルチャーファッション誌「i-D」編集によるファッションデザイナーモノグラフシリーズがタッシェン(TASCHEN)より登場する。第1弾としてコム デ ギャルソンの「川久保玲(Rei Kawakubo)」、ヨウジヤマモトの「山本耀司(Yohji Yamamoto)」、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」の3人をフィーチャー。ブランドの歴史とそのアート性に迫る。

「Rei Kawakubo」既成の概念を壊しながら、川久保は想像もつかないような方法でアートとファッションの完璧な融合を図り、その境界線を動かし続ける川久保玲。その複雑でコンセプチュアルな世界を掘り下げる。

「Yohji Yamamoto」1980年代の初期までさかのぼり、アバンギャルドとクラシックの両方が共存する彼の実用的なデザインがどのようなものであるかを語り、山本耀司のフリースピリットな世界を探求。

「Vivienne Westwood」ファッション界のアイコンとなったヴィヴィアン・ウエストウッド。どのようにしてファッションが違いを生み出すのかという思考、英国の最もオリジナリティがあり影響力のあるデザイナーになった旅路を振り返りながら、初期から英国の誇るブランドとなった現代までの彼女のキャリアをまとめる。

有名写真家、海外のスタイリストによるビジュアルやデザイナーの言葉を収録。世界で注目に値するファッションデザイナーの世界観をまとめたポートフォリオサイズの大判書籍だ。

巻末にはコレクションの変遷も掲載されている。言語は英・独・仏・スペイン語4ヶ国語併記で日本語に関しては未定。日本では伊勢丹新宿店の期間限定イベント「DESIGN PARK」にて販売される予定だ。