まだまだ残暑が続く季節。それにも関わらず、街のショップでは2016年秋冬シーズンのアウターが並び始め、店頭はすっかり冬支度ムードに。

新商品がバリエーション豊富に揃うこの時期、コートは必ず手に入れたいアイテムのひとつだろう。ファッションプレスでは、選りすぐりのデザイナーズブランドからオススメを5つのテイストに分けて紹介する。

個性派ビッグシルエット

ヨーロッパのファッションウィークでも特大サイズのワードローブが並んだ2016年秋冬シーズン。キーワードは「ビッグシルエット」だ。ニットやシャツだけでなく、アウターも肩が落ちるようなジェンダーレスなフォルムが主軸となった。

アンユーズド(UNUSED)

アンユーズドからは、今シーズンの象徴的アイテムでもあるバズリクソンズ(BUZZ RICKSON'S)とのダブルネームによる、ビッグシルエットのMA-1をピックアップ。身頃、袖幅ともにワイドに仕立てられているが、計算された緩やかなカーブのシルエットによって余計なもたつきがない。サイズは1から4のユニセックスで提案され、自分の好きなサイズ感で楽しめる。

発売時期：2016年11月中旬予定
価格：62,500円+税
問い合わせ先：UNUSED公式サイト
>>その他のアイテムを見る

ハトラ(HATRA)

ハトラが提案するのは、特殊素材を用いた中綿入りのユニセックスコート。軽量なのにあたたかく、さらに丈夫。優しいピーチタッチの肌触りで、ふんわりと光沢のある独特の風合いだ。長めの丈にボリュームのある袖、顔を覆い隠すほどのフードといったハトラらしいシルエットが高機能なテキスタイルと溶け合っている。深みのあるグリーンもおすすめだが、優しいアイボリーも是非目にしたいところ。

発売時期：2016年10月上旬
価格：74,000円+税
問い合わせ先：ハトラ mail@hatroid.com
>>その他のアイテムを見る

上質なミリタリー

今シーズンのミリタリーは、ファーやウールなどの異素材を取り入れることで洗練された上質なものへと昇華された。また、何パターンかの着こなしができるスポンテニアスなところもポイント。

サイ(Scye)

サイからは、「ループウィラー(LOOPWHEELER)」とのコラボレーションによるコートが登場する。メルトンダッフルの柔らかなボディに、袖はMA-1風、フードはモッズコート風。「ループウィラー」の真骨頂であるスウェット生地は内袖とフードのライナー部分に採用され、素材の組み合わせを高度化するだけでなく、動きを滑らかにしてくれる機能性も持ち合わせている。

発売時期：2016年10月上旬予定
価格：160,000円+税
問い合わせ先：マスターピースショールーム 03-5468-3931
>>その他のアイテムを見る

08サーカス(08sircus)

今シーズンの08サーカスは、取り外し可能な襟やライナーによって幾通りにも着こなせるアイテムを提案。その中から、ラグジュアリーなモッズコートを紹介する。中のファーライナーは取り外し可能。カラーは、カーキだけでなくピュアホワイトも。モッズコートには珍しい色味が、洗練された面持をさらに高めている。

発売時期：発売中
価格：140,000円+税
問い合わせ先：エム 03-3498-6633
>>その他のアイテムを見る

エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)

エンジニアド ガーメンツらしい機能性に長けたモッズコートは、時を追うごとにさらに馴染む“育てるコート”。ミリタリーな要素がいかんなく散りばめられている。内側のショルダーストラップ、三角のバックテール、そして襟元、前あき部分の補強など…。それでいて、ハリと光沢をもつ素材によって上品さは崩れない。オールラウンドで活躍してくれる1枚となりそうだ。

発売時期：発売中
価格：74,000円+税
問い合わせ先：ネペンテス 03-3400-7227
>>その他のアイテムを見る