ファッションニュース > 2008年1月のニュース

2008年1月10日

伊藤忠商事が、トミーヒルフィガーを運営する株式会社トミーヒルフィガージャパンの株式につき、ライセンス供給元であるTommy Hilfiger Group BV社への普通株式の一部売却、ならびに残る普通株式について議決権を持たない優先株式に転換し、同社へ経営権を譲渡することを発表。トミーヒルフィガージャパンは、これで伊藤忠商事の連結子会社から外れることとなった。

トミーヒルフィガージャパンは、日本国内でのトミーヒルフィガーブランド商品販売につき、Tommy Hilfiger Group BV社よりライセンス供与を受けて、事業を展開している。

伊藤忠商事は、2000年12月にトミーヒルフィガージャパンの経営権を受け、積極的に事業を拡大、この7年間でトミーヒルフィガーの売上高は約4倍へと急成長を遂げていた。

一方、近年ブランドホルダーであるTommy Hilfiger Group BV社は、投資会社エイパックス・パートナーズ(2005年にトミー・ヒルフィガーを買収し経営権を取得)が経営権を持ち、世界的なグローバル戦略を強力に推し進めていた。今回の経営権譲渡は、その一環として日本市場に関してTommy Hilfiger Group BV社から伊藤忠商事に経営権譲渡の打診があったことを発表している。

伊藤忠商事側もブランド価値の向上において、目的を達成しており、両社にとっての最良のタイミングと判断し、経営権の譲渡を円滑且つ速やかに実行することとなった。

伊藤忠商事は、今後もトミーヒルフィガーの日本市場における、経営陣を含む人的サポート、トレード全般を通じて、トミーヒルフィガーグループとこれまでの良好な関係を維持、継続していくという。

2008年1月 6日

2008年度、日本のファッション業界最大の注目はH&Mの日本進出。WWDや日経系の雑誌、新聞などでも大きく取り上げられている。

日本ではまず、銀座と原宿に出店することが決まっている。銀座店は東京ガスの子会社が開業する「ティージー銀座7丁目ビル(仮称)」の地下1階から地上3階まで、原宿店の場所は現在のところ非公表だが、完成予想図を見る限り、明治通り沿いのフォレット原宿跡地と噂されている。

ファッションとして

H&Mのファッション的な特徴、コンセプトは、最良の価格でファッションとクオリティを提供するところにあり、デザイン性も高く評価されている。最も最近は有名デザイナーとのコラボレーションが注目を集め、カールラガーフェルドステラマッカートニーヴィクター&ロルフロベルト・カバリなどとコラボレーションを展開してきた。
これらの製品はデザイナーものにも関わらず通常の半額以下の値段で購入でき、世界中のショップには大行列ができた。H&Mは値段の割りにデザイン性が高い、というイメージは定着している。

日本の進出の目玉に、日本人デザイナーとのコラボレーションがあるのではないかとも噂されている。

ファッション業界的に与えるインパクト

H&Mは世界的には1兆円を超える売上げを誇る企業、この企業の進出は企業力だけを見ても、アパレル業界に与える影響を計り知れない。WWDでは5年で最低でも、500億円の売上げが狙えるとコメントしているが、日本のマーケットは世界のアパレル産業でも多くを占めており、日本以外で1兆円の売上げを超えるブランドはさらに上を狙っているはずだ。仮に5年以内で、500億~1000億とすると、売上げ約600億円のユナイテッドアローズと同レベルのブランドが誕生してしまう計算になる。

ライバルとなるであろう、欧州系のZARAユニクロなどが、日本でどのような対策をとるのか注目される。

2008年1月 5日

GAPの傘下ブランド、バナナリパブリックのクリエイティブディレクターにサイモン・ニーン(Simon Kneen)が就任した。ニーンはデザイン部門の上級バイスプレジデントも兼任する。今回の決定は、ファッション業界で25年に渡って活躍してきたニーンの実績が評価された形となり、ケイト・スペードの共同社長兼クリエイティブディレクターに就任したDebra Lloydの後任となる。

ニーンは今後2007年1月上9日に入社し、バナナリパブリックのアパレルおよびアクセサリーのデザインを担当する予定。

「サイモンは、過去の実績に加え、クリエイティブな方向にブランドを引っ張っていく力があります。クリエイティブ・チームをよい方向に導いてくれるでしょう。サイモンがバナナリパブリックにうまく適合することは明確なことです。」とバナナリパブリック側はコメントしている。

ここ最近の5年間、ニーンはRetail Brand Allianceのクリエイティブ・デザイン・ディレクターだった。その傘下に抱えるブルックス・ブラザースに対して、ニーンが明確なビジョンとクリエイティブな指針を与えるという功績を残している。

サイモン・ニーンはそれ以前に、Maskaのクリエイティブディレクター、バルマンのプレタポルテ部門のヘッド・デザイナーを経験したことがある。

2008年1月 4日

ブランドの創立から10周年を迎えたヴェロニク・ブランキーノがベルギー・アントワープのモード・ミュージアム(ModeMuseum)で回顧展「ヴェロニク・ブランキーノ、ありのままの姿(Moi, Veronique Branquinho, Toute Nue)』を開く。回顧展の期間は08年3月12日から8月17日まで。

ModeMuseumは「デザイナーは、初の回顧展を通じ彼女の曖昧で示唆的な世界の内面を我々に見せてくれることでしょう。ヴェロニクブランキーノはイノセントでエロティック、遊びのあるデザインと共に、厳格でどこかミステリアスで、常に複雑なコレクションです。」と表現している。

この言葉が表現するように、ヴェロニク・ブランキーノ自身、学生時代より、ファッションを学びながら徹底的に女性の内面性、内面の複雑さ、さまざまな側面を研究してきたと語っています。

アントワープの6人の後の世代として、ラフシモンズディオールオムのデザイナーに主任したクリス・ヴァン・アッシュなどとどもにアントワープを代表するデザイナーとなったヴェロニクブランキーノ、今後がますます期待される。

2008年1月 3日

ニナ・リッチの最も有名な香水「レールデュタン(L’Air du Temps)」が発表から60周年を迎えた。これを記念して、60周年記念ボトル「クチュール・エディション」が発表される。

クチュール・エディションは、まずアーティスティック・ディレクターのオリヴィエ・ティスケンスが、60周年を記念してドレスを作り、そのドレスを基に、ボトルをデザインがデザインされた。

香水はバイオレットと虹彩によるクチナシ、バラ、ジャスミンのスパイシーな花の香りが特徴となっている。なお価格は53ドル(約5900円)となっている。

今回の記念ボトルに関してオリヴィエは次のようにコメントしている。
「レールデュタンには自分の好きなもの全てが凝縮されています。私は、ずっと鳥が好きで、絡み合う2匹の鳩に命を与えるボトルがらせんを描くデザインは本当に素晴らしいと思います。本当に飛んでいるかのようにデザインされています。ガラスの象徴的な黄色は、香水を完璧なものにしています。」

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