ファッションニュース > 2008年1月のニュース

2008年1月25日

都心型商業施設開「ギンザ・グラッセ」が4月23日にオープン。その中にディーゼルが旗艦店となる「DIESEL GINZA(ディーゼル ギンザ)」をオープンする。

ギンザ・グラッセは三井不動産が東京都中央区銀座3丁目で開発を進めている商業施設で、敷地面積は約634平方メートル、地下2階、地上11階建て。延べ床面積は約7540平方メートル、店舗面積は約5160平方メートルで展開する。

その中で、デーゼルは3フロアを使い、店舗総面積は約1,000平方メートルとなる予定。この旗艦店はデーゼルの店舗では、アジア最大となり、取り扱いアイテムは、デニム、バッグ、時計、シューズ、サングラス、アクセサリー、アンダーウエアなどトータルで展開する。


銀座エリアは2007年、アルマーニブルガリボッテガ・ヴェネタなどが世界でも屈指の店舗を構え、2008年はH&Mが日本発となる店舗を出店する予定。その他、銀座Velvia、有楽町マルイなど、多くの商業施設やブランドによる店舗開発、出店が進んでいる。

銀座エリアは、すでに日本人だけではなく、中国人など、外国人旅行客にとってもショッピングエリアとなっているだけあり、ファッションブランドにとって最も外せない、勝負のエリアとなっている。

2008年1月24日

イタリアのブランド、ヴァレンティノの創業者でデザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニが2008年1月23日、2008S/Sパリオートクチュールコレクションで最後のファッションショーを開き、彼の長いキャリアに終止符を打った。


パリのロダン美術館の庭にテントを張って開催されたショーには、ハリウッドスター、ファッションデザイナー、モデル、ファッション誌のエディターら800人近くが集まり、最後はスタンディングオベーションでヴァレンティノに拍手を送った。その拍手は5分以上なり止まなかった。


バレンティノは涙を堪えるように最後のキャットウォークを歩くと、最後にヴァレンティノは観客に挨拶をし、「これで宴は終わり。後はファッション教育の支援に精を出します」とコメント。その後、バックステージでTVのインタヴュー応じ「悲しくはありません。多くの人が私の引退を予想していたと思います。引退発表後は、多くの人々が私のところに来て、親切にも引退を悲しんでくれました。」


ショーの会場に訪れたプラダのデザイナー、ミウッチャ・プラダは「私のスタイルとは異なりますが、ヴァレンティノの持ち味であるテイストとエレガンスなデザインには常に尊敬の念を持っていました。」とコメントを寄せている。会場にはその他、パトリックコックスランバンアルベール・エルバスエマニュエル・ウンガロクリスチャン・ルブタンなどが訪れた。


1962年に最初のコレクションを発表して以来、ヴァレンティノ・ガラヴァーニは、ブランドを世界的なブランドに育て上げただけではなく、アルマーニヴェルサーチジャンフランコフェレなどと並んで、イタリアファッションを世界レベルに引き上げるのに大きく貢献した、イタリアファッション界の大御所。


ヴァレンティノは昨年秋の引退を表明後、後任にはアレッサンドラ・ファキネッティの就任が決まっている。

2008年1月23日

80回アカデミー賞のノミネーションが発表された。ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』とイーサン&ジョエル・コーエン監督の『ノーカントリー』が8部門で最多ノミネート。

また、日本映画ではないが、浅野忠信が主演する「Mongol」が外国語映画賞にノミネート、また『マッド・ファット・ワイフ』で特殊メイクアップ・アーティストの辻一弘がメイクアップ部門にノミネートされた。

今年の一番の話題は、「授賞式はどうなるのか?」というところ。実は米脚本家組合のストライキが決行される可能性もあり、授賞式が行なわれるのであろうかといわれている。アカデミー賞は戦時下であっても授賞式が中止されたことはないが、アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデングローブ賞はゴールデングローブ賞の授賞式がストの余波で中止に追い込まれ、受賞者の発表のみに終わった。

この影響はファッション業界にも大きな影響を与える。アカデミー賞の授賞式、レッドカーペットは俳優、女優などスターのドレス、ファッションが最も注目される場所で、デザイナーとしても腕の見せ所といえる。オリビエ・ティスケンスはマドンナが、70回アカデミー賞でドレスを依頼したことから脚光を浴びた。

昨年のアカデミー賞ファッションの例では、今年も2部門でノミネートされている、ケイト・ブランシェットがアルマーニ、ニコール・キッドマンがバレンシアガ、リース・ウィザースプーンのニナ・リッチなどが目立ったところだった。特にアルマーニは、もっとも授賞式で見かけるブランドの一つで、昨年は、レオナルド・ディカプリオ、マーティン・スコセッシ、クリント・イーストウッドなどもアルマーニを着ていた。

万が一、受賞式が中止になれば、大きな影響を受けそうだ。

主なアカデミー賞ノミネート

作品賞

『つぐない』
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
『ノーカントリー』
『JUNO/ジュノ』
『フィクサー』

監督賞

イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン (『ノーカントリー』)
ジュリアン・シュナーベル (『潜水服は蝶の夢を見る』)
ポール・トーマス・アンダーソン (『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』)
ジェイソン・ライトマン (『JUNO/ジュノ』)
トニー・ギルロイ (『フィクサー』)

主演男優賞

ダニエル・デイ・ルイス (『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』)
ジョニー・デップ (『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』)
ヴィゴ・モーテンセン (『Eastern Promises(原題)』)
ジョージ・クルーニー (『フィクサー』)
トミー・リー・ジョーンズ (『告発のとき』)

主演女優賞

ジュリー・クリスティ (『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』)
マリオン・コティヤール (『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』)
エレン・ペイジ (『JUNO/ジュノ』)
ケイト・ブランシェット (『エリザベス:ゴールデン・エイジ』)
ローラ・リニー (『The Savages(原題)』)

助演男優賞

ハビエル・バルデム (『ノーカントリー』)
トム・ウィルキンソン (『フィクサー』)
フィリップ・シーモア・ホフマン (『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』)
ケイシー・アフレック (『ジェシー・ジェームズの暗殺』)
ハル・ホルブルック (『Into the Wild(原題)』)

助演女優賞

ケイト・ブランシェット (『アイム・ノット・ゼア』)
シアーシャ・ローナン (『つぐない』)
ルビー・ディー (『アメリカン・ギャングスター』)
エイミー・ライアン (『Gone Baby Gone(原題)』)
ティルダ・スウィントン (『フィクサー』)

オリジナル脚本賞

『JUNO/ジュノ』
『フィクサー』
『Lars and the Real Girl』
『レミーのおいしいレストラン』
『The Savages(原題)』

脚色賞

『ノーカントリー』
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
『潜水服は蝶の夢を見る』
『つぐない』
『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』)

長編アニメーション賞

『レミーのおいしいレストラン』
『ペルセポリス』
『サーフズ・アップ』

外国語映画賞

『ヒトラーの贋札』 (ドイツ=オーストリア/ステファン・ルツォヴィッキー監督)
『ボーフォート 窶買激oノンからの撤退窶煤x (イスラエル/ヨセフ・シダー監督)
『Mongol(原題)』 (ドイツ=カザフスタン=ロシア=モンゴル/セルゲイ・ボドロフ監督、浅野忠信主演)
『Katyn(原題)』 (ポーランド/アンジェイ・ワイダ監督)
『12(原題)』 (ロシア/ニキータ・ミハルコフ監督)

美術賞

『アメリカン・ギャングスター』
『つぐない』
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』

撮影賞

『ジェシー・ジェームズの暗殺』
『つぐない』
『潜水服は蝶の夢を見る』
『ノーカントリー』
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

衣装デザイン賞

『Across The Universe(原題)』
『つぐない』
『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』


編集賞

『ボーン・アルティメイタム』
『潜水服は蝶の夢を見る』
『Into the Wild(原題)』
『ノーカントリー』
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

メイクアップ賞

『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
『マッド・ファット・ワイフ』 (辻一弘、リック・ベイカー)
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』

音響効果賞

『ボーン・アルティメイタム』
『ノーカントリー』
『レミーのおいしいレストラン』
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
『トランスフォーマー』


視覚効果賞

『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
『トランスフォーマー』

2008年1月22日

ヴァレンティノが最後のコレクションを前にして、イタリアのCorriere della Sera紙に心境を語った。彼の最大の後悔は、後継者を育て、しっかりと準備をして、ブランドを引き継ぐことが出来なかったことだという。

また別のインタヴューで、ヴァレンティノはファッション業界に関して次のように語っている。

「私が最も残念なのは、もうデザインができないということです。さらに、正確にいうのであれば、もうファッションではないのです。ファッションの世界はもう崩壊しています。なぜなら、抵抗、クリエイティビティと華やかさを失ってしまったからです。今ファッション業界にあるのは、実利的な要素ばかりです。」

ヴァレンティノはあまりにビジネス的になったファッション業界を非常に残念に思っているようで「ファッションは終焉を迎えた」といったコメントをしている。

また若いデザイナーについて、次のように苦言を呈している。

「若いデザイナーのやっていることはどれも同じようなことです。みんなが、すぐに有名になりたいと考えてしまう欠点をもっています。」

参考までに、各ファッションデザイナーのデビューを見てみると、1950年代にイヴ・サンローランなどが21歳と言う若さで、クリスチャンディオールのデザイナーに就任(自身のブランドは26歳)、ジバンシーが24歳でデビューするといった若くしてデビューした事例がある。

一方で、イタリアで長く活躍しているヴェルサーチアルマーニジャンフランコ・フェレなどのデビューは30代以降で、アルマーニに関しては41歳の時にデビューしている。その他ではシャネルクレージュが30代、クリスチャンディオールに関しては42歳でのかなり遅いデビューだった。

教育制度などの問題で、現在と異なり、ブランド、ファッション業界に入る時期が、過去のデザイナーの方が早かったという指摘もあるが、ヴァレンティノが指摘するように、ファッションデザイナーの考え方や、ファッション業界のスタイルが、過去とは大きく変化してきているのかももしれない。

ちなみに、ヴァレンティノは、引退後に関して、ファッション界を引退して、犬を飼ってバラなどのガーデニングを楽しみたいと語っている。

2008年1月21日

2008年1月21日から4日間のスケジュールで2008S/Sパリのオートクチュールコレクションがフランスのパリ市内で開幕している。今回のコレクションはヴァレンティノの引退コレクションとなることからも注目を集めている。

年々オートクチュールのメゾンは倒産など経済問題に悩まされているが、それでもオートクチュールのコレクションは華やか。プレタポルテに比べると、より芸術的なコレクションが並び、鮮やかかつ美しいドレスが数多く発表された。

これまでにクリスチャン・ディオールアン・ヴァレリー・アッシュアルマーニのオートクチュールラインのアルマーニ・プリヴェなどがコレクションを発表した。

クリスチャン・ディオールは過去のコレクションや歴史衣装からインスピレーションを受け、ところどころでドレープ、花柄などカラフルな色彩を用いた、ゴージャスなコレクションを発表した。ジョンガリアーノらしいコレクションだった。

実用的なコレクションで有名なアルマーニも、オートクチュールとなるとやや印象が異なる。リアルクローズに基本を置いているものの、スパンコールや刺繍をふんだんに使用したり、幾何学的なデザイン、シュールレアリスムの絵画などのモチーフするなど、プレタポルテとは異なるところを見せた。

1月半ばから世界各地で行なわれるファッションウィークは非常にタイトなスケジュールで行なわれている。この数週間を見ても、2008-2009A/Wミラノ・メンズコレクションが12日から15日までの4日間開催、その後、17日から2008-2009A/Wパリメンズコレクションが4日間開催。また同時期に、2008-2009A/Wのサンパウロコレクションが1月16日から21日まで、ブラジルのサンパウロで開催された。

そして今回の、パリオートクチュールコレクションが1月21日から4日間で開催されている。

サンパウロコレクションはあまり目立たなく、日本では馴染みがないが、その情熱的なファッションが近年世界中で注目を集めており、ヘルコビッチ・アレキサンドレなどがコレクションを発表している。

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