ファッションニュース > 2007年11月19日のファッションニュース
レゼコーとLVMHの対立、長期化の様相
ルイ・ヴィトン、ロエベなどを抱えるラグジュアリーブランドのコングロマリット企業、LVMHによる買収が決まったフランスの経済紙レゼコーで、大企業傘下となることに反発する記者とLVMH側の対立が長引きそうな雰囲気になってきた。
2008年に創刊100周年を迎えるレゼコー紙は、市民団体「国境なき記者団」のメナール事務局長によると「仏で最も良質で、唯一黒字経営が定着している新聞」。英国で経済紙フィナンシャル・タイムズを発行するピアソン社が89年以降所有してきたが経営方針の転換で売却を決め、LVMHとの売買契約に合意していた。
これに対し、レゼコー紙編集局は200711月6、7両日ストで発行を阻止。8日に再開したが、1面で「新聞が大企業の手に握られる」とLVMH批判を展開。また今回のストでは、今後レゼコーに対して、LVMHが所有するブランドに有利な記事を書かせるのではないかと、新聞の客観性がなくなることを不安視している。
「様々な分野で活動するLVMHの傘下となること自体、企業情報を扱う経済紙としての信頼性を損なう」(エリク・イスラエルビッチ編集局長)として買収に反対する姿勢を崩さず、にらみ合いが続いている。
