トラッド、クラシカルが注目されるように、ボリュームシルエットと軽さを強調する素材を使用し、これまでのタイトで細いシルエットから徐々にゆったりとしたシルエットに変化している印象。
■ミラノコレクション
ミラノコレクションの注目はコンテポラリーアート、特にドルチェ&ガッバーナはペイントがほどこされたワンピース、プラダのコミックのイラストを取り入れた。その他マルニ、モスキーノなどのブランドもアートを取り入れた。その他では、構築的なフォルムを基盤にバーバリー、パッチワークなどのテクニックが目立ったグッチともにグジュアリーなイメージを作り出した。
独自路線で、これまでのイメージにさらに磨きをかけているのがラフシモンズのジルサンダー。細いシルエットに独特な色使いでクリーンなイメージ。シルエット、色、フォルムとすべてが計算されているようで、芸術的、最高レベルの美意識を感じるものだった。ラフシモンズの今後の展開には要注目。
■ニューヨークコレクション
ニューヨークは若々しく、スポーツテイストなリアルクローズ。ミニマルで機能性を持つコレクションが目だった。カルバンクライン、ダナキャランはシンプルなスポーツテイストにエレガンスを加え、原点に戻った印象。フィリップリム、プロエンザスクルーラー、アレキサンダーワンはブランドの成長が目立ち、アクセサリー関連のコレクション展開を拡大させている。
注目はアメトラのトムブラウン、世界中が注目している。スーツタイプだがホットパンツのように短いパンツのデザイン、チェック柄のスーツ、半そでタイプのジャケットなど、50年代から60年代にフォーカスしながら、一見突拍子もないアイデアを取り入れる。
■パリコレクション
ボリュームあるロマンティクなデザインが目立ったパリ。バレンシアガは特殊加工で張りをもたせた生地で、花柄ジャケット、ステラマッカートニーも花柄の柔らかいイメージのドレスが特徴的だった。その他、イッセイミヤケを中心として、エコを意識した素材やメッセージも見受けられた。
その他、クリスチャン・ディオールのマスキュリンなパンツスーツ、ロンドンのクリストファー・ケインのフリルを重ねたドレスなども目立った。