ファッションニュース > 2007年10月のニュース

2007年10月19日

元米副大統領アル・ゴアのノーベル賞受賞、アル・ゴアが地球温暖化について警告したドキュメンタリー映画「不都合な真実」のアカデミー賞受賞。ファッション界でもアニヤ・ハインドマーチのエコバッグが注目を集め、世界中で旋風を巻き起こした。

今後ますます注目を集めそうなファッション&エコの組み合わせ。今回のパリコレクションでもそれは例外ではなかった。「花柄をはじめ、自然をモチーフにした服が数多く登場したことに、世界のマスコミ関係者やバイヤー(買い付け担当者)などは、アル・ゴアのメッセージと関連づけたようだった。」と読売新聞から

花柄を使用したブランドで目だったものは、ジャングルのイメージと花柄を組み合わせたケンゾー、色や種類の違う草花を組み合わせたドリス・ヴァン・ノッテンを中心に、ジュンヤ・ワタナベルイ・ヴィトンステラ・マッカートニーなどが花柄をコレクションに取り入れた。(ステラ・マッカートニーはもともと毛皮問題など動物保護の働きかけも積極的に行っているが、今回のコレクションでは会場の壁面に、ツタやシダをはわせた「垂直の庭園」を用意、花柄の雰囲気を全体で表現した。)

その他、イッセイ・ミヤケは「環境のために何かしよう」というメッセージを書いたデザインを展開。イラク戦争開始のときに、戦争反対を多くのデザイナーが訴えたように、地球の環境問題を訴えかける問題提起的な要素を含んだコレクションになった。

ルイヴィトンケンゾーなどを傘下に抱えるLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは15日、1―9月期の売上高が前年同期比8%増の114億4600万ユーロ(約1兆9000億円)になったと発表。

114億4600万ユーロで、前年比8%増。この中でファッション・レザー部門は40億2100万ユーロで、8%増となった。為替変動の影響を除くと13%増で、酒類、香水など全部門で2ケタの増収を記録した。


ヨーロッパ、米国、アジアと各地で好調で、日本でも、第2四半期からの回復基調を継続している。フェンディマーク・ジェイコブスジバンシーロエべなどが好調だった。

パヒューム・コスメ部門はディオールの「Midnight Poison」の開始が寄与し19億6100万ユーロで9%増。ウォッチ・ジュエリー部門は5億8900万ユーロで16%増となった。


。日本市場は主力ブランド「ルイ・ヴィトン」を中心に回復しているという。

2007年10月15日

六本木ヒルズ・森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで10月18日から11月25日まで、ファッションの展覧会「coats! MaxMara, 55 Years of Italian Fashion」が開催される。

この展覧会は、イタリアのファッションブランド「マックスマーラ(MaxMara)」が、昨年ブランド設立55周年を迎えたことを機に開催するもの。マックスマーラの1950年代から現在までを、約70着のコートを中心にして振り返る企画。昨年に同様の展覧会がベルリンでも開催された。

マックスマーラ初期のコートとともに、写真・スケッチ・映像などでブランドの創世記、ピーター・リンドバーグ、リチャード・アヴェドンなど著名なファッションフォトグラファーによる同ブランドの歴代キャンペーン写真を展示、コートの製造工程を映像等で伝える展示などを予定している。

展覧会に合わせて同ブランドの一部店舗では、1998~1999秋冬モデルの復刻版コート(260,400円)などの限定コートを販売する。

 
開催時間:10時~20時(金曜は22時閉館、入場は閉館30分前まで)
入館料:一般1,000円
開催会期中:無休 10月18日~11月25日

LVMHは2008年1月から現マルベリーのデザイナーのスチュアート・ビバース(Stuart Vevers)がロエベのクリエイティブ・ディレクターに就任すると発表。スチュアート・ビバースはアクセサリー、プレタポルテ、全世界約120店舗の統一イメージなどを統括する。

LVMHは「スチュアート・ビバースの経験、クリエイティブな才能はロエベの製品をより良いものに成長させる上で最適なデザイナー。それとともにホセ・エンリケ・オナ・セルファの6年間の功績に感謝の意を捧げます。」とコメントしている。

これまでロエベのクリエイティブ・ディレクターを担当してきたホセ・エンリケ・オナ・セルファは皮革製品の売上が全体の80%を占めるロエベにおいてレザーを使用したウェアデザインの改革を担ってきた。

しかし実際ブランドとしてはバッグを強化しないと拡大ができないとの判断をしたのではないかと考えられる。服のデザインに定評があったオナ・セルファに対してスチュアート・ビバースはスカーレット・ヨハンソンなどをはじめとした女優あるいはセレブが愛用するがあるバッグを提案してきた。今後ロエベはもとのバッグを中心とした路線に戻るのではないかと予想される。


スチュアート・ビバース:

イギリス出身の33歳。ウェストミンスター大学を卒業後、ボッテガ・ヴェネタカルバン・クラインジバンシーを経て、マーク・ジェイコブスの下、ルイ・ヴィトンでアクセサリーをデザイン。

2004年からマルベリーのデザイン・ディレクターに就任。2006年、BFCのファッション・アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イアーを受賞。

バッグで有名なファッションブランド「ケイト・スペード」の創立者、ケイトスペードと夫のアンディ・スペードが「ケイトスペード」のデザイナーを辞任、自身で設立したブランドから去ることを決定した。

スペードは辞任の理由として、家族とすごす時間を増やしたいとコメントしている。

「ケイトスペード」は2006年11月にリズ・クレイボーン社によって49億9000万ドルで買収され、そのときの契約ではアンディとケイトは6ヶ月は最低でもデザイナーと最高経営責任者として残ることが盛り込まれていた。6ヶ月を過ぎ、ブランドから去ることはできる状況だった。


「非常に難しい決断でした。私はこの決定を非常に悲しいことです。しかし、私たち(ケイトとアンディ)の選択は正しいと信じています。」とケイト・スペードはコメントしている。ケイトとアンディはその後もブランドの役員としては籍を残す模様。

後任はバナナ・リパブリックで製品デザインの責任者をしていたDeborah Lloydが就任することが決まっている。Deborah Lloydはデザインから販売面などブランドの経営面までを統括する。

ケイトスペードは創業者の個性が光っていたブランドだが、今後どのようなデザインになるか注目だ。

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