ファッションニュース > 2007年7月 9日のファッションニュース
ユニクロのファーストリテイリング社、バーニーズへ買収提案
カジュアル衣料品店の「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは7月5日、米国の高級衣料品店「バーニーズ・ニューヨーク」の買収提案をした、と発表。同社の全株を保有する米アパレル大手「ジョーンズ・アパレル・グループ」に対し、すべての株式を約1100億円で買収することを提案した。買収提案は「友好的」としており、ジョーンズ社側も同日、提案を受けたことを認め「協議に入る」と発表した。
バーニーズ株を巡っては、ジョーンズ社が2007年6月、ドバイ政府系投資会社「イスティスマール」に約1000億円で売却することで合意。ただし第三者の申し入れ提案が可能なことから、業態の多角化をめざすファーストリテイリング社が買収を提案した。ジョーンズ社はイスティスマールとの契約を破棄する場合は2060万ドル(約25億円)の違約金を払う必要があり、判断が注目される。
買収提案の理由について、ファーストリテイリング社は「洗練されたファッションを提供するバーニーズ社の成長の潜在能力との相乗効果が期待できる」との談話を発表した。 また、ニューヨーク、マンハッタンのファッション街に世界最大のユニクロ店舗をオープン。それからわずか8カ月後に、有力ブランド買い取りという「次の一手」を繰り出したことで、米国でのマーケットの確立を狙っている。
ファーストリテイリング社は2006年8月期の売上高は4488億円。07年8月期の売上高は5382億円を見込んでいる。規模拡大戦略として世界での企業の合併・買収(M&A)を進めてきた。
