ファッションニュース > 2007年7月 5日のファッションニュース
アパレル消費者の高級化指向を反映する動き
消費者の高級化指向を反映し、それに対応した商品構成となっている企業が優位に立っている。
ユナイテッドアローズとファーストリテイリング(ユニクロなどのブランドを持つ)の売上動向の結果は、対照的。市場で最も注目される既存店の売上高は、ユナイテッドアローズが前年比27%増と大きく伸ばしたのに対し、ファーストリテイリングは同1.3%のマイナスと不振が目立つ。
業界関係者によると、6月は月末が土曜日、しかもその前後にセールをスタートさせた専門店が多かったことや、全体的に天候に恵まれていたことも加わり、総じて販売環境は悪くなかったという。個人消費も堅調で、衣料品に関しても全体的に底堅く推移している。
「商品構成で差が生じた。ファッションのトレンドをみると、たとえばデニム系カジュアルが弱く、女性らしさを強調し単価が高めの『きれい系』の商品が好調など高級化指向があり、その影響が大きい」とアナリストは分析している。
消費者の高額・高級化指向の理由として、雇用関係の改善、賞与の増加など消費者の懐が豊かになった点が挙げられている。野村証券の正田氏は「消費者心理の改善、特に若年層の雇用改善がアパレルメーカーに追い風となっている。若者のニーズに沿ったファッション性の高い高額品の品ぞろえがあるか否かで、メーカーは明暗を分けそうだ」と指摘。ユナイテッドアローズの丹氏も「高額品が売れるのは、消費動向の改善が大きいかもしれない」と話していた。
