東京コレクションで注目される新進ブランドのデザイナー3人のインタヴュー。
◆メルシーボークー,・宇津木えり テーマ:楽しい服を作る
「清く楽しく美しく」がブランドのコンセプト。
「メルシーボークー」は2006年3月の東京コレクションでデビュー。
「肩の力を抜きながら、『背骨』を通したい」。カジュアルに見えながらも、素材や加工にこだわって、年齢を問わずに着られる服を心がける。 暗いニュースが多い時代だが、「楽しい服で世の中を明るくできれば」と語る。
◆sacai、サカイ・阿部千登勢 テーマは設けず
「sacai」のロゴで知られるレディースブランド。ニットを中心とした服は、パリのコレットなど海外の有力セレクトショップにも並ぶ。
出産を機にコムデギャルソンを退社し、99年、たった1人で「サカイ」を設立。「育児をしながらできることを考えたら、経験のあるニットになった」 つくりたい服のイメージは「見たことがあるけど、見たことのない服」。 メンズのカーディガンの胸にボタンを付けてドレープを生み出す。ポロシャツの上部を切り取ってすそに別布のスカートを縫いつけた、ベアトップのワンピース。そんなふうに、定番アイテムに手を加えて新たなシルエットを生み出していく。
◆ウェアラバウツ・福薗英貴 テーマ:「男性像」表現
「エレガンスと武骨さをかねそなえた、両面性のある男性像を表現したい」という。2007年S/Sのコレクションでは、ヒッピーファッションやフラワーチルドレンのモチーフで、強い意志を持ちながらドロップアウトしている男性像を打ち出した。 テーラードに裏づけられた服は、若い世代の支持を集める。
「ウェアラバウツ」(居場所)という不思議なブランド名を掲げて、2004年A/W東京コレクションでデビュー。
ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーで学ぶ。 帰国後、入社したアパレルメーカーで、新ブランド「ウェアラバウツ」の立ち上げをまかされた。05年に東京・渋谷に直営店をオープン。
