FUMM

KDDIが運営するWEBサイト「au 未来研究所」が、ニューバランス(New Balance)とコラボレーションし、子供向けお散歩シューズ「FUMM(フーム)」を発表した。

コンセプトは“いつものお散歩が、冒険に”。快適な履き心地とカラフルなデザインを併せ持つニューバランスのシューズに、4種類のセンサーを搭載した、新しいタイプのウェアラブルデバイスだ。

ソール部分にはカラー、またベルクロ部分には加速度と気圧、中敷き部分には感圧を察知するセンサーを内蔵。これらのセンサーが、歩き、ジャンプ、階段の昇り降りといった動き、地面の色や高さを識別する。その情報をBluetoothを通じて、スマートフォンへ送信し、そのデータをもとに、楽しい足音が鳴るという仕組みだ。

このシステムを利用して、「au 未来研究所」は親子のコミュニケーションがよりアクティブになる遊びを提案。2015年3月30日(月)に発表会を開催し、ウェアラブルシューズを用いた2種類の“遊び”が披露された。カラーセンサーと感圧センサーを利用した「どうぶつジャンプ」は、床に描かれたアニマルイラストの上をジャンプすると、その色に応じて、動物の鳴き声がスマートフォンから再生されるというもの。スマートフォンの画面には動物のイラストも表示されるので、動物の鳴き声を当てるゲームとしても、楽しむことができる。

また感圧センサーを駆使した「電車で出発進行」は、足の動きに反応して、電車や汽車の走る音が鳴るというもの。1歩踏み出すごとに、汽車や電車の音が鳴るので、運転手気分が楽しめる。駅に見立てたパープルのパネルを踏むと、カラーセンサーが作動し、電車と汽車の音がスイッチするのも、おもしろい仕掛けだ。

発表会には、藤本美貴が登場。自身の子育てに関するエピソードを踏まえて、心配事や制約が多い都会だからこそ、「子供のアイデア次第で、いろいろな遊び方ができそう」と、親子が一緒に楽しめる「FUMM」の可能性について、コメントした。

足音やBluetoothの電波により、場所が把握できるため、親も安心して、子供たちを遊ばせることができる。今後はさらに活用の幅を広げ、子供の想像力を刺激するような楽しいコンテンツを提供予定。各々が作った遊びを共有するプラットフォームの完成も視野に入れている。

あわせて、目の不自由な人へ向けたコンテンツや、ドアの開閉や電気のオンオフなど足踏みで切り替えられる仕組みを取り入れた、スマートハウスの実現も目指す。より幅広い世代の人々が、豊かな暮らしを手助けする活躍も期待できる。

藤本美貴

そして、この発表会で紹介された親子向けのアクティビティを、無料で体験できるイベント「FUM KIDS PARK」が、3月31日(火)に代官山で開催される。最新テクノロジーを駆使した、新感覚の遊びを体験してみてはいかが。

【イベント詳細】
FUM KIDS PARK
開催日時：2015年3月31日(火) 10:00～18:00
会場：代官山T-SITE GARDEN GALLERY
住所：東京都渋谷区猿楽町16-15
料金：無料
対象年齢：3～5歳
※9:00より、会場入り口にて優先整理券を配布。
※混雑時は、待ち時間有。
※イベント内容は、予告なく変更の可能性有。
※体験用靴のサイズは、15cm、15.5cm、16cm、16.5cm。