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ダウン症などの障害者による生き生きとしたアート「楽園としての芸術」展 - 東京都美術館で開催

ダウン症などの障害者による生き生きとしたアート「楽園としての芸術」展 - 東京都美術館で開催 | 写真
安澤美理(アトリエ・エレマン・プレザン) 《もようとカラフル》 2011 年 ©Atelier Elément Présent

アトリエ・エレマン・プレザンとしょうぶ学園の作家たちによる展覧会、「楽園としての芸術」展が、2014年7月26日(土)から10月8日(水)までの間、東京都美術館で開催されている。

本展は、ダウン症などの障害がある人の手によって制作された絵画・立体・刺繍などの「アール・ブリュット(障害のある人の作品)」を展示。見どころは、「アール・ブリュット」の既成概念が崩れるような明るい作品世界だ。生き生きとした輝きを放つ世界観が、みる人の心に印象強く残る。

ダウン症などの障害者による生き生きとしたアート「楽園としての芸術」展 - 東京都美術館で開催 | 写真 ダウン症などの障害者による生き生きとしたアート「楽園としての芸術」展 - 東京都美術館で開催 | 写真
左)濱田幹雄(しょうぶ学園) 無題 2013 年 右)野間口桂介(しょうぶ学園) 無題 2005 年
©Shobu Gakuen

今回の展覧会に関して、日本を代表する現代アーティストの吉岡徳仁は、「自然に体の中からあふれてくる、絶対に真似ができない色づかいに憧れます。突き抜けた才能とエネルギーの強さ、まさに“新たな表現”といえるのではないでしょうか。」と語る。ミナ ペルホネン(minä perhonen)のデザイナーである皆川明は「つくり手たちの命から生まれてくる、アートとよぶにふさわしいエネルギーをもった作品が作られている」とコメント。いつもとは一味違うアート展を堪能することができそうだ。 ~東京都美術館インタビューより引用~

また、会場では制作の様子を映像で鑑賞できるほか、特設スペースにおいて、アトリエ・エレマン・プレザンのつくり手たちが不定期に制作を行う。1枚のチケットで2回、展示を鑑賞することができるので、作品制作の進捗状況を自分の眼で確かめることもできる。

「楽園としての芸術」展という名のとおり、本展は「人に幸福と調和をもたらす芸術」の可能性をあらためて考える場になるだろう。

■アトリエ・エレマン・プレザンについて
1991(平成3)年、三重県大王町の伊勢志摩国定公園のなかに、画家の佐藤肇氏と佐藤敬子氏夫妻により設立。ダウン症の人たちを中心とした、日々のコミュニケーションを通じて育まれる作り手との絶対的な信頼関係のなか、絵画制作が行われている。

■しょうぶ学園について
1973(昭和48)年、鹿児島県吉野町において、知的障害者援護施設として設立。現統括施設長と副施設長である福森伸氏・福森順子氏夫妻の考えを柱に、障害のあるつくり手が本来もっている個性を活かせる制作環境へと変化。つくり手の自主性が尊重された活動が活発に行われている。

【開催概要】
 「楽園としての芸術」展 Art as a Haven of Happiness
期間:2014年7月26日(土)~10月8日(水)
場所:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで) 
※金曜日、および8月12日(火)~8月17日(日)は21時まで。ただし、9月26日(金)と10月3日(金)を除く。
休室日:月曜日、9月16日(火)
※ただし9月15日(月・祝)、9月22日(月)は開室。
特設Webサイト:http://havenofhappiness.tobikan.jp/
※東京都美術館によるインタビューを公開中。

「楽園」展 in ミュージアムショップ
■しょうぶ学園のクラフト特集販売
会場で展示される木製皿や和紙封筒、手描きバッグなど、普段は鹿児島のしょうぶ学園でしか買うことのできない工房しょうぶのクラフトをミュージアムショップで取扱い。
※ミュージアムショップ内の黒板スペースで特集販売も行われる。
日程は、7月23日(水)~8月31日(日) (予定) *数に限りがあります。
■アトリエ・エレマン・プレザン作品によるオリジナルグッズ販売
アトリエ・エレマン・プレザンの絵画作品によるオリジナルグッズを作成。ポストカード、缶バッヂ、クリアファイルなどを会期中ミュージアムショップで販売。

【本展観覧料】 
一般800円、団体(20名以上)600円、65歳以上500円、学生400円
※高校生以下は無料。
※1枚のチケットで、2回の観覧が可能。
※「メトロポリタン美術館 古代エジプト展」の会期中(9月23日まで)、その半券を提示すれば一般料金より300円引き。
※8月20日(水)、9月17日(水)は「シルバーデー」により、65歳以上は無料。
※8月16日(土)、8月17日(日)、9月20日(土)、9月21日(日)は「家族ふれあいの日」により、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)は一般当日料金の半額。
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳を持参の来場者と、付添の1名は無料。
※いずれも証明できるものを持参のうえ、会場入口で提示の必要あり。

<関連イベント>
■<楽園としての芸術>を語る (仮称)
日時:2014年9月15日(月・祝)14:00~17:00(13:30 開場)
会場:東京都美術館 講堂定員225名
・第1部14:00~15:00
講師 高橋源一郎(小説家)
・第2部15:15~17:00
講師 佐久間寛厚(アトリエ・エレマン・プレザン東京代表)
聞き手 中原淳行(本展担当者・東京都美術館 学芸員)
※聴講無料。当日13:00から講堂前で配布する整理券が必要。定員になり次第、配布終了。

■本展覧会担当学芸員によるフロアレクチャー
日時:2014年8月8日(金)19:30~20:30/中原淳行学芸員
8月23日(土)14:00~15:00/中原淳行学芸員
9月5日(金)14:00~15:00/水田有子学芸員
9月28日(日)14:00~15:00/水田有子学芸員
※参加費無料。当日の来場者のみ。

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